金融システム概要

 

金融システムとはお金の受け払い、貸し借り全体の仕組みの事で様々な市場と参加者で成り立っています。

 

金融とは

 資金の貸し借りを中心としたお金に関するあらゆる経済活動も含め広い概念を「金融」と呼びます。

 

銀行送金の代金支払い、株式、為替などの投機は資金の貸し借りも金融に含みます。

 

金融機関

 

金融システム1

 

民間の金融機関である銀行、証券会社、保険会社、ノンバンク及び公的金融機関の事を指します。

 

金融市場
 金融機関相互の資金融通を行う市場

 

金融システム2

 

 金融のプロ同士が資金の貸し借り、株式、外貨等の売買を行う場の事です。

 

金融市場は大まかに@短期金融市場A長期金融市場B外国為替市場C金融派生商品市場の4つに分かれています。

 

分類表
金融システム3

 

@短期金融市場

 

 満期1年未満の資金を取引する市場です。

 

 日本銀行は公開市場操作などを通じて短期金融市場で金融調節を行い、政策目標の達成を図ります。

 

オープン市場では様々な商品が様々な参加者の間で取引されています。

 

大企業など大口の預託資金を保有している参加者は銀行に預金するよりも短期金融市場で運用した方が高い利回りを得ることができます。

 

A長期金融市場 債券市場と株式市場を合わせて呼びます。主に長期の資金を調達し運用する市場です。

 

B外国為替市場

 

外貨と円を取引する場です。

 

例えばアメリカの銀行で決済する場合日本の銀行が顧客から受取るのが円で外国の銀行に支払うのがドルになります。

 

日本の銀行は円を売りドルを買う必要があるのでドルを売って円を買いたい銀行を探さなくてはなりません。

 

こうした取引を行う市場の事を言います。

 

C金融派生商品市場 証券・商品等将来の特定の日にあらかじめ契約した価格で引き渡す契約=先物取引を行う市場の事を言います。

 

 

金融システムの中核である日本銀行

 

 日本銀行は銀行のための銀行として日本の金融システムを安定させる役割を持っています。

 

通貨の供給量の調節、金利で景気をコントロールする金融政策を行います。

 

そのほか、銀行券(紙幣)をの発行・銀行との取引、政府との取引などの業務を行い、金融政策の実施については政府からの独立が定認められています。

 

中央銀行が行う政策

物価安定や政策目標ための諸政策を金融政策と呼びます。主な手法を挙げます。

 

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公定歩合は金融政策の基本スタンスを示すアナウンスメント効果があり注目されています。

 

公開市場操作は主要先進国では主な金融政策になってきています。

 

預金準備率操作に関しては金利操作を行いやすくするための下地作りの意味合いが強いようです。

 

 

中央銀行が行う主な金融政策と影響

 

 公開市場操作は短期金融市場で債券などを売買して市中の通貨量を操作することです。売りオペレーション・買いオペレーションの2つに分けられます。

 

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金融政策は金融政策決定会合で決定されます。

 

経済全体の通貨量や金利を適切な水準に保つことで物価の安定・経済成長・国際収支の均衡を実現するためのものです。

 

 

金融政策の波及経路

 

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 日本銀行が市場公開操作をすると金融市場を経由して企業・家計への預金金利や貸出額に影響します。

 

支払準備率操作をすると民間銀行を経由して企業や家計への預金金利や貸出量に影響します。

 

このように金融政策は私たちの生活に密接に関係しています。

 

 

金融システムを理解する

 金融は経済の血液に例えられます。金融の流れがとまると経済は立ち回らなくなります。

 

金融システムを安定させる中央銀行の金融政策を理解して資産運用やローンの借り入れ、金融機関との付き合い方の見直しや選択に活用しましょう。